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日本一美味いミートソース? 東京MEAT酒場 浅草橋総本店に行ってきた
今日は、千葉を離れ都内のお店での食べ歩き話を。
少し前に夕方のニュース番組・・・everyだったかスーパーJチャンネルだったか
坂田さんが出ていた様な気もするので、everyであった様な・・・
いずれにせよ、TVで目にして気になっていた
「日本一おいしいミートソース」を看板に掲げているお店が、浅草橋にあるとの情報をキャッチ。
この日の前日、野暮用で都内に泊まっていたため、翌日のランチを、噂の「日本一おいしいミートソース」にしようと向かった先がこちら
JR浅草橋駅の線路沿いに位置する、立ち飲み屋というか居酒屋の様な風貌。
ではあるものの、その実態はイタリアンという変わり種のお店、「東京MEAT酒場 浅草橋総本店」へ行ってきました。
中年男性が1人で気軽には入れるイタリアン、東京MEAT酒場 浅草橋総本店
開店時刻とほぼ同時に入店したものの、1Fカウンターは空席が3席のみ。
ちなみに、2Fもあり、そちらは2人以上のお客さん用に作られている模様。
当然私は1人身なので、1Fカウンターへと案内されます。
ただし、このカウンター席も店内からの移動が困難なほど、ぶっちゃければ店内が狭い(笑)
一旦、店外へ体を投げ出し、外から別の扉を開いて、再度カウンター席に到着。
席に座り、まず目を見張るのが、店内上部に掲げられているメニュー達。
その光景は、立ち飲み居酒屋を彷彿とさせるものの、そこに書かれる品々は、欧州からのお届け物ばかり。
話によると、ここのご主人、中年の男性が1人で気軽には入れるイタリアンのお店をやりたかったのだとか。
そもそも、中年男性が1人フラッとイタリアンを食べようと考えるものか疑問ではあるが
よくよく考えたら、私は立派に中年でありながら、1人フラッとイタリアンを食べに訪れている。
(しかも、はるばる千葉から泊まりがけで)
まんまとご主人の罠にはまっている自分と向き合いつつ、ひとまずランチメニューへ目を向ける。
今日の目当ては看板でも豪語するほど、満ちあふれる自身を感じさせる「日本一おいしいミートソース」。
・・・のつもりだったが、なんだこのパスタたちは。
バジルだパクチーだアボカドだ、と騒ぎ立てる20代OLには響かないかも知れないが、1人フラッと訪れる中年男性の胃袋を、背中を突き破って鷲掴みしてくるではないか。
秘伝ダレとペペロンチーノと納豆、挽き肉味噌のアラビアータ、醤油だれのカルボナーラ。
どれも一度として、声に出したことのない日本語だというのに、思わず連呼したくなるほど、キーワードの羅列だけで旨さがほとばしっている。
鱈子と雲丹と海苔に至っては、素材の名前しか挙げていないというのに、それだけでも失敗しようのない旨さが滲み出ているじゃあないか。
なかなか足を伸ばせない都内のお店だけに、全てのメニュー上から全部食べ干してしまいたい所だが、そんなことは物理的に不可能。
キーワードの羅列のみで空腹を刺激するメニューから、たった1つを選び抜く拷問刑を受けつつ、結局導き出した答えは・・・
「日本一おいしいミートソース、下さい」
となった。
日本一美味いミートソースは、見た目からして日本一凄かった(笑)
注文と同時に、カウンター越しの厨房内では、神業とも秘技とも言うべき、厨房スタッフさん達の冴え渡る妙技がスタート。
店内カウンターは既に満席、と同時に、カウンターからは見えはしないものの、2階席にも続々とお客さんが来店している様子。
開店からまだ10分ほどだというのに、20名以上の注文が入っている厨房では、正に「乱舞」と呼ぶにふさわしい、高速パスタ調理が始まっている。
(ホントこちらのカウンターで行われている調理行程は、これだけでも見る価値のある乱舞でした)
あまりにも洗練された妙技に見とれ、時計に目をやることすら出来ず、気付けば注文の品が登場。
これが、日本一美味いミートソース…か?
と、驚きの反応を取ることを期待して提供されたミートソース。
ではあるものの、既に私は、everyで坂田さんが驚いたリアクションを見た上で訪問している。
すなわち、ネタバレは済んでいるのだ。
こちらのミートソース、
「まずは麺の旨さをシンプルに味わって欲しい」というご主人の意向の元、麺が上の状態で配膳され、その下にミートソースが埋まっているのだ。
ちなみに、少し不自然な造詣で提供される品だけに、
この通り、食べ方の手順がレクチャーされてもいる。
手順に従い、まずは麺を一口。
ここ最近、頻繁に口にする様になったため、舌がしっかり記憶している。
うん、惑うこと無く美味いこのパスタ、デュラムセモリナ粉の旨さだ。
小麦本来の旨さがみっしり詰っており、それでいてツルツルした舌触りともちっとした食感。
うどんでもラーメンでも無い、生のパスタ麺だからこそ出せるこの旨さは、確かに麺とチーズだけでシンプルに味わいたい。
だが、ここで提供されるパスタは「日本一おいしいミートソース」だ。
このミートソースと絡めずに、感動してたら身が持つものか。
という訳で、器の下に眠るミートソースを呼び起こし、麺と絡めながら口の中へ…
うん、美味い。
だけど、これをもって日本一、と呼んで良いものだろうか。
かといって、これまで食べてきたミートソースの中では一番かも知れない。
だが、そもそも私は、どの程度ミートソースを食べてきたというのか。
文句なく美味いミートソースではある。
だが、日本一と認定してしまって、果たして良いのか…
平たく言えば、確かに美味かったモノの、手放しで圧勝する美味さでは無く、僅差による判定勝ち、といったところか。
だがこのミートソースには、更なる味変が待っている。
レクチャーに従い、ハラペーニョを入れて、第2段階を味わってみる。
辛味が加わり、これはこれで好きだ。
だけど、私には酸味が強すぎなので、シンプルなタバスコの方が好みかも。
とはいえ麺が美味いので食べ進めてしまい、気付けばレクチャーにあった通りソースのみが残ってしまった。
ここで残りの空腹度合いにお伺いを立てたところ、まだイケそうな気配。
となれば、オヤジのイタリアンだからこそ叶う、夢の一言
「替え玉、お願いします」を発動してしまった。
結果として、大量の麺を腹の中に押し込む形となったのだから、やはり美味いミートソースであったことは間違いない。
ただ、日本一に認定してしまうことには、若干憚れるのと同時に、ミートソース以外のメニュー達も実に美味そうであったこと。
次にリピる機会があれば、ミートソース以外もぜひ食べてみたい、そんな「日本一おいしいミートソース」との遭遇でした。
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東京MEAT酒場 浅草橋総本店
■とうきょうみーとさかば あさくさばしそうほんてん
■ 住所:東京都台東区浅草橋1-19-2
■ 営業時間:[月~木]11:30〜23:30 [金・土]11:30~24:00(日・祝は23:00)
■ 定休日:年中無休