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千葉茂が考案した元祖カツカレー、銀座スイスに行ってきました

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ここ暫く、月1で銀座に通う所用があり、その都度「銀座ならではのランチ」が楽しみのひとつになっている。

 

先月も、これまで食べてきた全てのカレ-を凌駕する「奇跡のカレー」に出会ったのだが

今月も連発でカレーの名店を巡ることにしてみた。

 

さて、そんな中選択した「今月の銀座カレー」がこちら

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「元祖カツカレー」とも呼ばれる銀座の老舗洋食屋さん、銀座スイスでランチを頂きました。

 

銀座スイスが元祖カツレツカレーと言われる由縁 本当に元祖なのか?

プロ野球(しかもジャイアンツファン)好きであれば、ご存じの方も多い、銀座スイスとカツカレーの縁。

これは、昭和22年に当時読売ジャイアンツに所属していた千葉茂選手(当時は選手、後に監督にも就任)が、常連であった銀座スイスにて

「カレーにカツレツを乗っけてくれ」

と注文したことがきっかけだとか。

 

その後、千葉茂が同メニューをマスコミ各所で

「俺が考案したメニューだ」と、銀座スイスと共に紹介して回ったことから

銀座スイス = 千葉茂の考案した元祖カツカレーのお店 となったとのこと。

 

実際の所、銀座スイスが「元祖」ではなく、

・浅草にある老舗洋食店の「河金」が大正時代より出していた「河金丼」が元祖カツカレーだ

とか

・元横浜市長の平沼亮三氏が戦前に「スポーツライス」として振る舞っていたのが元祖カツカレーだ

などの説もあり、どれが元祖なのかは正直、分からない所でもある。

 

だが、こちらの「銀座スイス」さんは、戦後間もない頃から「カツカレー」という商品名でお客さんに提供を行っている。

また、そのカツカレーも、当初の味に拘るのでは無く、時代の変化に伴った創意工夫を行い、未だに進化しているとのこと。

 

歴史を伝承することももちろん大切だが、飲食店はお客さんの存在あってこそ成立するからこそ

時代毎、客のニーズに合わせ、変化することを拒まず、「美味しい料理」を提供することのみを忠実に守っている銀座スイスさんだからこそ、元祖かどうかの拘りに関係無く、こちらのカツカレーを食べてみたくなった。

 

銀座の老舗ながらあぐらをかかない名店ならではのカツレツカレー

元祖カツカレーで有名な「銀座スイス」ではあるものの、そのメニューはカツカレー以外にも他数。

表の看板だけでも、

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千葉茂モデルのカツカレーが名物であることは当然として、

・牛ロースのカツカレー

・チーズ入りオムレツカレー

・ステーキカレー

など、気になるカレーが多数。

 

もちろん、ベースは洋食屋さんとなるので、ハンバーグやミックスフライ、ハヤシライスなどの品揃えも。

しかも、これらのメニューが銀座ど真ん中の一等地だというのに、全て1000円前後で頂けるのも実に有り難い。

近所にあったら、週一でも通いたくなる品揃えとなっております。

 

とはいえ、今日の目的が千葉茂モデルのカツカレーである部分は初志貫徹。

注文後、まずは洋食屋さんらしくコーンポタージュスープが登場。

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カレーにスープが付いてくるだけでも、「洋食屋」感が高まるから不思議なもんです。

この後、コールスローサラダも登場したのですが、そちらはうっかり撮影を忘れ食べほしてしまいました(汗)

 

そしてスープ登場から、待つこと7分ほどでカツカレーが登場。

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トンカツは120gのロースですが、カツカレーにしては結構な大ぶりに見えます。

また、トンカツと言えばキャベツ、という組み合わせも継承されているようで、カツがカレーとキャベツとの防波堤役も兼ねている様子。

 

さて、肝心なカレーですが、こちらは小麦粉を使っておらず、摺りおろした野菜でとろみをつけている。

その為、一口目にはスパイスの辛さが来るのだが、野菜の甘みが追いかけてくることにより、後を引かない辛さに仕上がっている。

 

トンカツも、カツカレー用とは言え妥協されておらず、脂の甘みをしっかり感じるジューシーな肉。

トンカツ全体にカレーを掛けずにいるのも、1きれ2きれはトンカツをソースでも食べて欲しい、という配慮かも知れない。

(その配慮に気付かず、最後までカレーと共に平らげてしまったが)

 

銀座で老舗の洋食屋さん、と聞くと私のイメージでは

「昔からのレシピを忠実に守るだけで、進化も無けりゃ成長も無い、頑固なだけの店」

との固定概念を持っていたが、それとは全く違うお店であった。

 

むしろ、日本だけで無く今となっては世界より多くの人が集まり、言葉通り日本の中心となる銀座。

それだけ多くの人が行き交う場所で、60年以上も店を構えているのは、変化を受け入れ、成長し続けているからこそ、今なお多くのお客さんに愛されているお店と成り得ているのだろう。

多くの人にとってはたかがカツカレーだろうが、ジャイアンツを愛する私にとっては、人生の教訓にも成り得るカツカレーとの出会いだった。

 

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銀座スイス 銀座本店

■ ぎんざすいす

■ 住所:東京都中央区銀座3-5-16

■ 営業時間: 11:00~20:00

■ 定休日:火曜日

 

 

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